青少年育成委員会

【青少年育成委員会】

委員長 足立 一茂

所 信

 

本年度、青少年育成委員会の委員長を受けさせて頂くにあたり、父親として、また一人の大人として青少年育成について考える機会を頂いたことに感謝致します。

青少年育成とは何なのか、子供達に目を向けると、私達大人が大きく影響していると考えられます。私が思う青少年育成とは、「しつけ」「大人の背中」「家族に対しての感謝」です。

第一に、「しつけ」についてですが、現在の家庭環境も変わり「しつけ」の考え方が、昔とは異なってきています。現在も昔も子供に対しての愛情は変わりません。今日においては、子供に対して、親が怒ったり注意しない家庭も増えているように感じます。また、学校や地域においても「しつけ」に対して関わりが減ってきている様に感じます。では、子供の礼儀や作法は誰が教えるのでしょうか。私は学校や地域だけに頼るのではなく、親がしっかりと自覚を持って「しつけ」をすることが子育ての基礎であり青少年育成に繋がると考えています。

第二に、「大人の背中」についてですが、昨今子供に対して多くの事件が見受けられます。子供は大人に対しての尊敬の気持ちが薄れているのではないでしょうか。これは「大人の背中」を観せられていない事が大きな要因だと感じます。「大人の背中」とは、言葉ではなく行動や姿で観せるものと私は考えます。子供は「大人の背中」を観て育ちます。大人のまねをするのが子供です。今後、私達大人がどのような背中を観せていくのか考えなければなりません。大人と子供の関わりが少ない中、共に考え、学ぶことで尊敬の気持ちを感じ、子供に対して観せる背中になります。

第三に、「家族に対しての感謝」についてですが、これは道徳の基本であり、感謝の気持ちを持つことで人との関わりが豊かになります。「家族に対しての感謝」があれば、身の回りの人達への感謝の気持ちが広がり、道徳心を身につけることができます。それを養うことは、子供が成長する為に不可欠ではないでしょうか。

この三つの要素は、私達大人が日々の生活の中、知らず知らずの内に薄れてきてしまったことです。しかし、現在も昔も普遍的であり、これからも大切にしていかなければならないと考えています。私達大人は、この三つの要素に対して向き合い、考えなければなりません。その為には、大人同士の意見交換の場で、「しつけ」とは何なのか、どうすれば子供達に「大人の背中」を観せられるのかを考えて行く中で、課題解決に対して議論し、それを地域や学校、家庭で共有することが、子供達にとって素晴らしい環境に繋がります。大人と子供が関わり合うことが、これからの人生の糧になります。人との関わりの中で、大人に対しての見方が変化するはずです。大人が子供の成長に影響している事に対して、自覚と責任を持つ事が子供の豊かな心に繋がり、大人一人ひとりの考え方が変わっていけば子供達に明るい未来が来ます。

本年度、青少年育成委員会では、メンバー一丸となり、親と子供が「しつけ」について向き合い、「大人の背中」を観せ、「家族に対しての感謝」する気持ちを醸成することで、この丹波市の子供達が豊かで広い心を持つことが出来るように取り組んでまいります。その結果大人と子供の共育を通じ丹波市で育ったことを誇りに思い、明るい未来を創造する青少年育成に繋げてまいります。

 

 

 

基本方針

一、「しつけ」「大人の背中」について考えます

 

一、大人と子供の共育をします

 

一、感謝の気持ちを養います

 

 

 

事業計画

1.8月事業例会

2.11月例会

3.JCカップジュニアサッカー大会

4.中学校講師派遣事業

5.会員拡大への絶対推進

6.45周年ビジョンの実施

7.行政や各諸団体との連携・協力・交流

8.各委員会との連携及び支援

9.理事長諮問に関する事項