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第37代理事長
井上盟仁
【スローガン】
踏み出そう一歩 光り輝く次代のために
   〜共につくり 共に生きる〜

はじめに
 『明るい豊かなまちづくり』を目指し、この地に青年会議所が誕生して37年目を迎える事が出来ました。これまで時代の様々な変化に対応しながら先輩諸兄が築いて来られた歴史と伝統を継承し、次代へまた一歩踏み出して行きます。
日本の経済も回復基調と言われていますが、まだまだ地方は厳しい状況にあると感じております。この様な状況で青年会議所運動が出来るのも、家族の支え、会社の協力、そして周囲の皆さまの支援を頂いているお陰です。すべてに感謝し、我々青年会議所メンバーが元気を出して率先して行動しましょう。
 我々青年会議所は、地域の方たちから何を求められ、期待されているのでしょうか。時代にあった青年会議所運動が必要な時と感じております。今一度、36年間の(社)丹波青年会議所を振り返り、事業、例会の意義、目標、目的を再認識し、時代にあった青年会議所運動を展開しましょう。
まちづくり
 我々青年会議所が、創立35周年記念事業の中で、「丹波市創造〜今こそ依存から自立、自立から協働へ〜」のビジョンを創り発表させて頂きました。このビジョンを実現に向け推進する事は、将来の丹波市が『明るい豊かなまち』になるために必要な事です。しかし近年の状況はどうでしょうか。医師不足による医療問題、そして一昨年発掘された丹波竜を活かしたまちづくりとやるべき事柄があります。
 少子高齢化が進む丹波市において医師不足による医療問題は深刻です。「高齢者や小さな子どもの治療が満足に受けられない。」「出産する病院がない。」とこの様な状況では『明るい豊かなまち』を目指す事は出来ません。地域の方々と共に対応を考え、今出来る事、今後やるべき事を明確にし、安心して暮らせる丹波市を考えましょう。
 丹波竜の発見は、丹波市だけでなく丹波地域において非常に重要な地域資源です。この地域資源を今後どの様に活かすのかを考え、提言しましょう。
 『明るい豊かなまちづくり』のために、メンバーひとり一人が考え行動する事で、青年会議所の存在価値がこの地域で更に強固なものになると考えます。

ひとづくり
 我々は、地域のリーダーでなければなりません。その実現のためには個人の人間力を向上させ、一定の知識や能力を習得することは、経済人としての資質向上、地域のリーダーとして行動をしていく上で重要な要素です。また精神的に強くなければなりません。どんな状況下でも、物事を的確に判断し決断する力が必要です。変化に柔軟に対応するのではなく、自らが行動を起こし何事においても進化させる力を身につけて下さい。失敗を恐れず、常に前向きに考え、行動出来る人間を目指しましょう。

次代の宝
 子ども達は、今の丹波市をどう感じているのでしょうか。またどんな夢を持っているのでしょうか。我々、大人が思っている以上に子ども達は素直で美しい心で、丹波市を感じていると思います。子ども達と共に丹波市を考え、魅力を追求し、丹波市を愛する心を養い、誇りに思い、いつまでもこの丹波市に住み続けてほしいと願います。子ども達が安心して暮らせる丹波市にする事も重要です。家庭、学校、地域が協力し、子ども達を見守り、命の大切さや相手を思いやる心を教え、いじめのない明るく元気な丹波市を子ども達と一緒になって考えましょう。

会員拡大
 会員の減少は、我々の青年会議所にとっても深刻な状況です。青年会議所に対する価値観の違いもあり、拡大が難しい状況になっております。しかし、毎年、拡大委員会を中心に活動を展開しております。何度も足を運び、話をする事により、我々の想いが伝わると信じております。一人でも多くの方と接し、仲間を増やして行きましょう。ただ、入会して頂くことだけが、拡大ではないと考えます。青年会議所運動を理解して頂き、応援してくださるサポ−タ−を増やす事も重要です。広い心を持って、メンバー全員で拡大を推進しましょう。青年会議所運動が市民の運動になるように、心がけましょう。

最後に
 私たちは一人で生きているわけではありません。家族、会社、地域等々のたくさんの人に支えられ生きています。全てに感謝する心が大事です。一つ一つの行動を思い返して下さい。全ての行動に対して、誰かが目の前に存在し、自分のために行動してくれています。その行動に感謝し、『ありがとう』と声を出して言いましょう。必ず自分に対しても『ありがとう』の言葉が返って来ます。私は『ありがとう』の言葉は、みんなの心が気持ちよくなる魔法の言葉と思っております。是非、皆さんも感謝の気持ちを持って意識して『ありがとう』と言ってみて下さい。明るい良い人間関係が構築出来ると信じております。

「行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい」


【基本理念】
一、『元気』を出して、率先して行動します
一、いつでも前向きに考え、『進化』します
一、全てに感謝し、『ありがとう』の言葉を大切にします

【基本方針】
一、地域問題への積極的な取り組みによるまちづくりの推進
一、会員拡大の絶対推進とサポーターづくり
一、メンバーの人間力向上
一、経済人としての資質の向上
一、次代の宝の健全な共育
一、OB会員とメンバー相互の交流
一、行政や各諸団体との連携・協力・交流
一、メディアコミュニケーションの活用