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理事長所信

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一般社団法人 丹波青年会議所
第51代理事長 太田 辰弥

 この地に丹波青年会議所が誕生し半世紀の年月が経ちました。昨年創立50周年記念式典・記念事業等を通じて、日々我々がJC活動を行えていることに改めて多くの方々に支えられていることを実感いたしました。これまでに先輩諸兄姉が築き上げられた歴史、功績、伝統があるからこそ現在の丹波青年会議所が存在し、JC運動、JC活動を展開できていることを胸に刻み、今後も感謝を忘れず邁進する次第であります。
 今なお続くコロナ禍で世の中の大半が変化を求められています。結果、働き方やサービス、交流等にパラダイムシフトが起きていますが、JCの活動においても同様です。しかしながら変化に対応することで多くの気づきがあったのではないでしょうか。その反面変わらないものもあります。理念、志、根底の部分までが変わることはありません。JCには時代と共に変化するもの、しないものの本質を学べる団体であると確信しております。
 JCの使命はJCIミッションにある様に、「青年に発展と成長の機会を提供する」ということです。故にJCでは大変多くの機会が提供されます。機会を挑戦と捉え、与えられた機会や自ら掴みに行った機会に対する接し方が重要なのです。なぜより良くなりたいか。なぜ成長したいのか。思考や行動には必ず動機(Why)が存在し、動機を自身に落とし込めた時、信念や志を持つことができ、原動力や利他の精神、覚悟を持ってJC活動や社業にさらに打ち込めるのです。

ビジョン推進

 JCは単年度制の組織体です。JCの本質とJAYCEEとしての在り方は変わりませんが、単年度ごとにスローガンや役職が変わる組織体では、一年を全うする為に明確な指針がなければ会員の力も発揮されません。日々まちの為、青少年の為と活動や運動を行っていますが、LOMとしての目指すべきところにベクトルは向いているでしょうか。ビジョンとは実現したい未来です。いうなれば組織、企業における全員が共通認識する行き先です。行き先がないと組織は変化せず硬直化しかねません。進むべき方向がしっかりと示されてさえいれば、組織は柔軟に変化し発展するのです。
 日々の活動や行動の意味を全員が理解し50周年ビジョン「+1TAMBA」の実現に向かって進むことが最も重要だと考えます。

青年経済人として

 2018年日本青年会議所の定款に改めて「ビジネスの機会」が明記されました。我々青年経済人として真っ先に取り組むべきことはビジネスで価値を生み出すことです。JCには様々なビジネスの機会があり、会員が持つ様々な最新情報や技術情報、さらには世界的に広がるネットワーク、人脈、自らのマネジメントスキルを磨く機会が存在しています。JCで培った学びをビジネスで活かし、あなたの仕事、会社に変化をもたらすのです。そして、自社に反映させ、地域社会に必要とされる企業になることこそが地域社会への貢献となり、新たな価値の創造に繋がるのです。個人から企業が、企業から地域社会がより良くなるために大いに学びましょう。
 近江商人の有名な言葉「三方よし」の中の一つに「世間よし」とあります。これこそが仕事を通じてできる地域社会貢献となり、青年経済人としての役目なのです。地域にインパクトを与えましょう。社会から必要とされる青年経済人を目指そうではありませんか。

人づくり・人間力の向上

 私は、自身の成長を求めJCに入会しました。JC活動で必ず経験するであろう「奉仕・修練・友情」の三信条こそ個人の成長には欠かせません。では、何をもって成長とするのか。この組織の中で役職があるから頑張るのではなく、今の立場でやるべきことを理解し、どの様に行動し成長できるかをイメージしてください。自身の役割を理解し、一歩踏み出す勇気を持ってください。そこからが内面的な成長の始まりです。心が変われば取り組む姿勢も変わってきます。自分を知れば、おのずと自分に足りないこと、取り組まなければならないことがわかり、学ぶ方法もわかるのです。
 もう一つは素直な心です。固定観念と先入観が先行してしまえば、相手の背景を理解し、相手の立場になり、自分とは違う考えを受け入れることは難しいでしょう。まずは傾聴してみましょう。自身の感じているもの、信じたものを大切にしつつ、新しい価値観を受け入れつつ昇華することで自身の成長への糧となります。そうすることで自身は分からずとも、周囲があなたの変化にきっと気づくはずです。この変化が会員同士に伝播することで会員同士が認め合い、相互成長することで組織の資質も向上するのです。素直な心と取り組む姿勢がひとづくり・個々の人間力をより質の高いものへと導いてくれます。

地域活性のために

 まちを良くしたいという想いは無限です。それは行政や各諸団体の方々も同じだと思います。現代においてはまちに対する課題、問題の数だけ目標が存在します。一団体だけが複数の目標に向かって行くことは可能ですが、成果を上げるという面では少し物足りなさを感じるかもしれません。では、これからの時代はどの様な形が求められるのでしょうか。
 まちづくりの原点はひとです。「アクティブシチズン(能動的市民)」という言葉があります。アクティブシチズンとはいわば感染性を持ったリーダーシップのことで「自ら目標を見つけて、そのために努力し、他の人の意識や行動を変えていく人」という意味です。押すリーダーシップの人や引っ張るだけの人でもなく、「拡げる、伝播させる人」です。その様な人がひとり、またひとりと増えていくと事業領域が広がり、多数の目標が同時に達成できるようになる。それは例えるならばビリヤードの白球のようなものです。自分が動いて、且つほかの球を突き動かす(インパクト)ことで目的を達成するわけです。この運動こそが意識変革を掲げるJCとして取り組む運動の醍醐味ではありませんか。JCに属している人だけが運動を生み出すといった属人的な仕組みではなく、JC、行政、各諸団体、市民の中からアクティブシチズンとして、運動を拡げる人が次々増える仕組みこそが地域課題の解決策として求められているのです。

拡大とJC活動

 JCの特徴の一つとして、単年度制や毎年役職、担いが変わる点が挙げられます。しかし、JC創立以来唯一途絶えることなく継続している事業こそが会員拡大です。なぜ、拡大が必要なのでしょうか。拡大活動はJC運動そのものであり、会員拡大こそが最大の意識変革の機会なのです。拡大活動はJCを知らない方にJCの魅力を伝え、心を揺さぶり、我々の同志になっていただく活動に他なりません。入会の動機は様々であれ、JCに関わることで意識を変えていくのです。「豊かな社会の実現」という目的を達成するためにも、意識変革した同志を増やしていくことが必要なのです。
 また、丹波青年会議所においては昨年多くの卒業生を輩出したことにより、会員数の減少が何を招くのか、なぜ拡大活動が必要なのかを全員が理解し共有することが重要です。では、どうすれば良いのでしょうか。JCに若者が多く入って来る組織を目指しましょう。JCに若者が惹きつけられる理由は「おもしろい」と思うからです。なぜおもしろいと感じるのか。それは通常の社会生活では得られなかった変化が自身に生まれ、成長を実感できるからだと考えます。
 「より良く成長できる機会がこの丹波青年会議所にはある」と、明日の同志達に情熱をもち語りかけましょう。今一度、拡大活動の目的を明確にし、LOM一丸となって行動に移し、その過程で必ず気づくことや得られることがある。拡大活動は会員一人ひとりの成長の機会にもなり得るのです。

子供の可能性を見つける宝探しをしましょう

 大人の子供に対するイメージが、子供との接し方だけでなく、教育理念や大人の役割に大きな影響を与えます。そして、教育並びに子育てを語るとき、大人は自分たちが決めた「成功」のイメージを子供に知らず知らずのうちに、押し付けていないかを問い直すことが不可欠です。
 大人は結果ばかりを追い求めるのではなく、子供や青少年世代にたくさんの興味と関心を与え、挑戦をサポートし努力や過程にさらに着目してください。そして、過程と向き合ってきた子供とどの様に接していくのかを学び、子育て、青少年育成のマインドにパラダイムシフトを起こしましょう。私たち大人は、子供や青少年世代にたくさんの機会を提供し、子供の可能性を見つけるための宝探しをしてください。宝探しと表現することでワクワクしてきませんか。きっと私たちは胸弾ませ宝を探す方法を模索するでしょう。その過程にこそ学びがあるのです。大人が変われば、子供が変わる。子供が変われば、未来が変わる。先の見えない時代だからこそ、自分で考え、自分で動き、未来を切り拓ける子どもに育ってほしい。大人も子供も笑顔になれる共育を目指します。

交流からの組織力

 会員同士がお互いに認め合い、相互の役割を理解し補いあうことで組織としての風土もより良くなるでしょう。「相手を知ることから始めよう」とよく耳にしますが、一人の人間を知り、理解するのには相応の時間が必要です。育った環境や経験値も違えば価値観など違って当たり前です。この状況で簡単に一言「相手を知ることから始めよう」は少し強引にも感じます。良好な関係を築くには「相手の関心に関心を持つ」この様なマインドで日常過ごしてみてください。相手の関心ごとは、元々自分の関心ごとではありません。それを自分の関心ごとに変える為に常日頃、意識し相手の関心ごとが理解できれば、お互いの関係が良好になるのです。相手が何に喜ぶのかを知るために、相手の関心に関心を持つことで言葉の選択も変わってきます。結果、会員同士の関係性が良くなり組織強化へとつながるのです。
 そして、外部とパートナーシップを築くのであれば問題に直面している人や団体を探し、関係を創り上げていきます。良い関係にはロジックが存在するのです。

結びに

 「成長」それは「前に踏み出す」こと。「想い描く未来」へと自らが進み出すこと。進むべき未来へと突き進んでいる時、やむなく方向転換が必要になった時、立ち止まらなければならない時、予想通りに行かない時。志や目的のために「成長」を目指すのであれば、そこに素直な心が表れるはずです。乗り越えなければならない壁が現れる度に、人は人によって揉まれ、磨かれ成長し、乗り越えて行けるのです。
 周りを見渡してください。必ずや頼りになる仲間がいます。仲間の大切さや、自身が周りに活かされていることを忘れてはいけません。謙虚さ、感謝と素直な心をもち、JC活動、運動において常に「なぜ」を自分自身に問いかけましょう。物事の本質を見極め、背景や問題点を抽出し、動機を原動力に変え、大切な仲間と共に新たな一歩を踏み出しましょう。限られた時間の中でJC活動を通じて人は成長し、成長した人がJC運動を通じて世のため人のために報いていくのです。
乗り越える壁がある。だから行く。
あなたの一歩が、明日のまちを彩るのです。
共に未来への一歩を踏み出しましょう。

【基本理念】
一、地域をより良くします
一、会員がより良く成長します
一、学ぶ向上心を大切にします
一、自分を変え、常識を変え、まちを変えます

【スローガン】
成長追求~ひとりのJAYCEE。無数の使命~

【基本方針】
一、創立50周年ビジョンの推進
一、巻き込むまちづくり
一、青少年の可能性を発掘
一、青年経済人としての地域貢献
一、会員拡大及び戦略的広報活動
一、素直な心を取り入れた人間力向上の実現
一、論理的に道筋をたてた相互理解の促進
一、行政・各諸団体との連携・協力・交流
一、OB会員との交流並びに会員相互の交流
一、SDGsの実行