人間力経営委員会

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委員長 籔内智典

【所 信】

人間社会が発達、進化して幾万もの月日が流れ、今人々の価値観と精神は多様化すると共に科学技術の発展により、爆発的なスピードで現代社会は変容していき、今までにない大小様々な危機や課題が山積みしています。その様な時代においては組織や環境、場面によって求められるリーダー像は多種多様であり、リーダーには人間力だけでなく多くの能力を養い危機や課題に立ち向かう事が求められています。その様な時代にあるからこそ、今リーダーとして、これからリーダーとしてその立場に居る、なる我々青年会議所会員には危機や課題に立ち向かう覚悟と、それを乗り越える過程でさえ楽しむ、その立場を「楽しむ」心が必要だと考えます。

何故「楽しむ」事が必要か、上に立つ立場の人間が自分の立場に嫌悪感を抱いていて、部下はついて来るでしょうか。また部下はその上司の下で育っていくでしょうか。部下はきっとそういう上司の下ではモチベーションも上がらず、伸びることもないと考えます。もし自分が部下の立場であれば、やる気をもって仕事を「楽しむ」姿を見せる上司を望むのではないでしょうか。またそういう存在が目標となり、モチベーションを上げる一助として部下や組織を活性化させていくものだと考えます。では立場を「楽しむ」のならばその楽しむ方法とは何か。それは自らが得た知識と経験を下に組織の生き残りを賭け、リーダーとして現状を把握し、目標を立てその過程までの戦略を練り、必要な人財を育て、現れる課題を解決していく、それを組織で実践していくことです。

そしてより良く楽しむなら、リーダーとして企業や組織の運営の為の大局観と、戦略眼と思考力、部下の育成のための包容力と指導力、そして危機や課題に立ち向かう為に常日頃から部下や自らのモチベーションを保つ為のメンタルケア等の能力を鍛え、そしてそれらを鍛えるためには常日頃の修練と経験が必要であり、それを鍛えられれば危機にも課題にも立ち向かうことができると考えます。
幸運にも我々には青年会議所という同じような立場や境遇に居る者達が集い、学習と修練を行える機会があります。その立場に居るもの同志が、友情と一体感をもってリーダーとして、人間としての修練と経験を積み、時には情熱をもって意見をぶつけ合い、意見を聞きいれる行為は多くの価値観や精神性に触れ、リーダーとしての成長を促進する起爆剤となると考えます。そしてこの機会をより良い修練の場所へと変えていくことが出来れば、危機や課題に立ち向かう覚悟と、その立場を「楽しむ」心を持てる人間として成長できると考えます。

今、丹波の未来は我々丹波の青年経済人に掛かっています。これからこの地には急速な少子高齢化、過疎化等多くの危機や課題が出現してきます。それらに対峙し解決する為には、我々丹波の青年経済人とその企業と組織の成長がこの地で生きていくと決めた若い人々の雇用の受け皿を生み出し、それが丹波の未来に繋がっていくという想いをもって我々が成長していく必要があります。そしてそれを目指していく事がこの故郷への感謝の形だと感じます。そして我々丹波青年会議所会員達が会議所活動を通して、自らの立場と成長を「楽しむ」姿を見せることが出来たならば、この丹波青年会議所の永続性も確保されると考え、会員の「楽しむ」姿を作り出せる一年にして参ります。

【基本方針】

一、「楽しむ」姿勢になれるような自己修練の場所にします
一、会員の指導力の強化を行う機会を設けます
一、組織を構成・強化していく為の「大局観」「戦略眼」「思考力」を養います

【事業計画】

01.3月LD事業例会
02.6月例会
03.10月例会
04.3分間スピーチ
05.組織力の強化
06.45周年ビジョンの実施
07.会員拡大への絶対推進
08.行政や各諸団体との連携・協力・交流
09.各委員会との連携及び支援
10.理事長諮問に関する事項